育毛剤と発毛剤はどう違う？

育毛剤と発毛剤の違いとは何でしょうか？まず、育毛剤とは、今すでに生えてはいるが、細く産毛のような髪の毛でも、太く力強い髪の毛に成長させる効果のあるもの、そして、発毛剤とは、今髪の毛の生えていない毛穴から、毛母細胞などの働きを活性化させて毛を生えさせる効果のあるもの、というのが、一般的な見解ではないでしょうか。

しかし、これは、あくまで世間一般での認識であって、薬事法の定めるところによれば、両者に違いは無いということらしいのです。つまり、薬事法では、主に安全性に重きが置かれていて、名称については、両者に定義の違いがなく、どちらも髪の成長を助けるという大まかなカテゴリーにはいっているということだそうです。私たちが強く意識していても、例えばある発毛剤を使っても使用する人によって効果に個人差が出ることは十分ありえますし、比較的に発毛効果の高いものを発毛剤と命名しているということです。また、事情はそれだけではなく、発毛剤と名をつけたほうが消費者へのアピール度が高いので、メーカーが発毛剤として開発した商品が国の認可が下りず、育毛剤として売り出している、ということも実際あるようなのです。

そのような事情のせいか、ランキングなどで価格をみていると、育毛剤より、発毛剤のほうが値段が高くなっている傾向があるように思います。どちらにしても、脱毛を抑制するための成分が入っているものがほとんどですし、そのために男性ホルモンの働きを抑える効果があるものもあります。また、どちらも、髪の毛というよりも、毛根部分の働きを活性化したり、頭皮下の血流をスムーズにして、栄養や酸素の流れをよくさせる効果を狙っている、という点で共通していますね。結局、ランキングなどを見て、自分の髪、頭皮の性質に合うと思われるものを選んでみるのがいいかもしれません